部会2回目となる今回も盛りだくさんな1日でした。

  • 「FONT SWITCH MAGAZINE Vol.3」の表紙デザインコンペ
  • 表紙デザインの選考
  • 各チームに分かれて、話し合い(Morisawa Type Design Competitionチームはなんと書体デザイナーを招いての話し合い!)

一気に紙面制作に向けて動き出したようで、そんな意識のスイッチもONになったメンバー達を関西サイドからレポートしていきます。

同時開催の関東の様子はこちらよりご覧ください。
関東サイドはこちら

 

表紙デザインコンペ! 個性あふれるデザインが勢ぞろい

本日最初のイベントは、モリパス部のビジュアルを担当する学生による表紙デザインコンペです。

ここからは関西・関東分かれて、1人3分間で考えてきたアイデアを発表!

始める前にモリパス部顧問の仁田野さんから「今回の紙面制作には関西は横組みが担当です。ですのでぜひ、そこを積極的に生かしたデザインを考えてもらえたら」と、関西の表紙デザインとして大事なポイントを教えてもらい、早速ビジュアルチーム4人のプレゼンが始まりました。

トップバッターは泰山加奈子さん。(画像左)
「纏う」という言葉から「つきまとう」や「まとわりつく」といったキーワードをイメージし、それをオーラにみたて、煙として描いたデザイン。言葉が繊細で優しい印象を持つので、ビジュアルはその内に秘める芯の強さを表現しました。

2人目は大伴維則くん。(画像右)
彼は「纏うこと」について考察を重ね、考え出した3案を提案しました。一つに、「纏うこと」というコンセプトを、ヒトの身体に纏うものと捉え、その最初の状態を裸のヒトと連想し、イラストにして提案。残りの2案はどちらもファッションと関連させ、哲学者の鷲田清一さんの本から着想を得てビジュアル化したものが並びました。どれも目を引くインパクトのあるデザインでしたが、その裏にあるコンセプトは繊細に設計されており、彼の個性が光りました。

3人目は仲村祐香さん。(画像左)
普段私たちが身に纏っている柔らかな布や糸をイメージし、実際に布をスキャンした画像を使いながら具体的な表紙のデザインを提案。文字の配置に加え、使用するフォントもテーマに沿って選ぶなど、細部までこだわってデザインしました。

最後に堀口奈奈生さん。(画像右)
彼女はファッション雑誌を意識したクールな表紙を目指し、それぞれヒトや動物をアイコンにして、その一部を文字で構成したものを提案。色の選択や、パターンの作り方など、関西のニュアンスを取り込んで構成しました。どの案も彼女らしいポップなデザインとなりました。

こうして出揃った表紙のデザイン前に、いよいよ選考です!
実際に見比べながら、さらに悩んでいる人もいるようで、ドキドキの投票となりました。

投票の結果、泰山さんと堀口さんのデザインに票が集まりました。さらに選定会議が行われ、顧問とマネージャーの票が入り決定となります。最終発表は、インプットセミナーを挟んだ後に行われます。一体どのデザインに決定するのでしょうか?

 

インプットセミナー&ドキドキの表紙発表!

今回のインプットセミナーは、顧問の須田さんから、冊子を作るうえで重要となってくる「組版」についての講義を行っていただきました。文章や画像を構成したときに変化する紙面の印象の違いや、それらのルールを実際に並べられた紙面を見比べながら学びました。

モリパス部全員にプレゼントで用意された祖父江慎さんプロデュースの文字サイズ表を使っていろいろな文章のサイズを確認する場面では、重ねるだけでひと目で判別できる便利なアイテムに興味深々な様子でした。

これから自分たちで作っていく冊子で必要な知識がふんだんに詰め込まれた内容なだけに、真剣にメモを取りながら聞くメンバーたち。たくさんインプットしてより良い冊子作りに生かされていくのではないでしょうか。

 

いよいよコンペの結果発表です!
選定会議の結果、泰山さんのデザイン案が選ばれました!

最終選考に参加した顧問の仁田野さんから「今回のモリパス部では関西・関東を対比していくことで、関西の特集テーマは。『文字を纏って。』という抽象的なものです。ですのでこの難しいテーマをうまく表現できるのではと思い選ばせてもらいました。みんなで選んで決めた案ですので、これからブラッシュアップして良いものにしていきましょう」と期待が込められたコメントをいただきました。表紙のイメージが決定し、ここから各チームは一気に紙面制作へと動いていきます。

午前の山場を終え、それぞれチームに分かれ、やって来た課題の進捗を話し合い、そのままランチミーティングになりました。午後の部の発表へ向けて追い込みです!

 

目標を決めてひた走る! ゲストも招いてスピードアップ!

ここからは関東関西を繋いで、各チームによる進捗の発表からスタートします。顔を合わせての情報共有の時間が限られているので、ほかのチームの動向を知る大切な時間です。

各チームごとに、どんな紙面にしていくか、そのアイデアをそれぞれ具体的に提案しました。画面の向こうにいる同じチームの話を聞きながら、お互いの進み具合を確認しました。

ここで、MOTC(Morisawa Type Design Competition)の受賞者の書体デザイナー、神田友美さんがゲストとして登場。MOTCチームは、紙面制作に向けて、早速考えてきた質問をすることに。

「フォントはどうやって作っているのですか」「どれくらい時間をかけてできあがるんですか」などなど素朴な疑問をぶつけていました。そして関西のテーマである「文字を纏って。」をもとにしたワークショップの案をともに考えていきました。

神田さんからは「文字って骨格とそれに施されたデザインの要素に置き換えれるよね、ぽってりした文字にしたいなって思ったら重心を下げたりして、それにデザインの要素を付け加える。骨格×要素で文字の雰囲気が作られる。こうすれば『文字を纏って。』のニュアンスに近づけるんじゃないかな」書体デザイナーの目線を交えたアドバイスをいただきました。

アイデアが膨らんだMOTCチームのワークショップは、一体どうなっていくのでしょうか。

 

その他のチームも、それぞれが持ち寄ったアイデアを実現するために、チーム内の役割分担や、全体のスケジュール管理、ゲストへのアポイントなど、アイデア出しを終え、具体的な動きへとシフトチェンジ。

書体を使いこなすデザイナーへのインタビューを検討している特集チームでは「インタビューするならどんな質問を用意しよう?」「専門的な話ばかりになっても面白くないよね」という声が聞こえてきたり。

表紙デザインが決定したビジュアルチームでは、関東関西と連携して面白いデザインを考えたいと連絡を取り合うことになったりと、どんどん前へと進んでいきます。

2017年にリリースされた書体「みちくさ」をフォーカスすることになり、デザイナーや開発者へのインタビューをどのようにまとめるかを話し合っていました。

 

最後に再び関東と関西を繋ぎ、今日の成果を報告し合いました。表紙デザインも決まり、チームでの役割や、これからの方向性も決まっていき、やっとゴールまでの道のりが見えてきました。それと同時に自分たちが紙面を作るんだ! という、意識のスイッチもONになりました。

そして、この日の終わりには懇親会が行われ、これから協力し合う仲間としてみんなで交流を深めました。

この1日で各チーム、たくさんのことが決まりました! まだまだ話し合いも必要となってきますが、ここからはチームワークの見せ所。うまく役割分担をして、リーダーはみんなをまとめていかなければなりません。次の部会では、いよいよ初稿の発表です。それまでの期間を有意義なものにしてもらえたらと願っています!